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新gTLDの次回募集は2026年頃になりそうです

インターリンクは「あなたの知らないドメインの.世界」というマニアックなサイトを運営しています。もちろん新gTLDについての記事もあります。読んでドメインの知識を増やすだけでも面白いのですが、新gTLDの申請を検討している方にも参考になります。例えば“最も高い金額で取引された新gTLD”は何か、気になりますね。それも「あなたの知らないドメインの.世界」にある「ドメインでも、カジノで一発大当たり」を参考にすると良いでしょう。
さて次回の新gTLDの次回募集ですが、2026年頃になるのではないかと当社代表は予想しています。当社は前回の募集で「.earth」「.moe」「.osaka」を申請して、現在運営しています。

新gTLDの次回募集は2026年頃になりそうです

ドメインの国際的管理団体であるICANNでは、次の新gTLD(*1)募集について、さまざまな議論がなされています。

まだ決定ではありませんが、当社ではおよそ次のようになるのではないかと考えています。


(1)新gTLDの募集開始時期は2026年頃

(2)申請費用は、前回の18万5千ドルよりも高くなり、24万ドル程度になりそう。

(3)一般名詞をドメイン名とする場合は、独占的使用はできない


(3)については若干説明を加えさせていただきます。

たとえば、.makeup というgTLDは企業が自社で独占使用するために取得しましたが、議論が起こり、最終的には自社使用しないことになりました。自社使用するのであれば、社名、商品名、サービス名で、一般名詞でないものがいいでしょう。

新gTLDを申請しようと考えている方は、まずは、こちらのトップレベルドメイン一覧を見ていただき、この一覧にないものを検討してください。このページになければ、ほぼ申請可能です。(ルートゾーン登録前のドメインはありえますので、100%正確とは言えませんが)

さて、円安ドル高、ずっと続いていますね。

以前でしたら、申請費用18万5000ドルで1,850万円くらいでした。

このままいくと、申請費用24万ドル = 3,600万円(1$=150円)ですから、ほぼ倍になりそうです。


(*1) gTLD (Generic Top Level Domain)のことで、.comなど多くのドメイン名がこれに属しており、ほとんどが3文字以上。取り扱い基本ルールはICANNで決められている。一方、国別ドメイン = ccTLD (country code Top Level Domain) は、国コードの2文字となり、国ごとにルールが異なる。