あのドメインは今・・・「.日本」(ドット日本)
初恋の人や元恋人や元推しの名前をつい定期的にネット検索してしまう皆さまこんにちは。懐かしい「あの人は今」気になりますよね。
ドメインも同じです。1985年に世界で初めて登録されたドメインが誕生して以来、既に長い年月が経ちました。一時期大きな話題になったものの今は見かけないドメインのひとつに「.日本」があります。日本語ドメインはインターナショナルではないガラパゴスドメインと言えそうですが、漢字はエキゾチックな魅力としてTシャツやTatooにする欧米人も多くいます。しかしドメインとしては受け入れられなかったのでしょうか。
「.日本」(ドット日本)、果たして今の姿は?「あなたの知らないドメインの.世界」2019年の記事よりご紹介いたします。
あのドメインは今・・・「.日本」(ドット日本)
「.日本」というccTLDは今どうしているか、ご存知ですか?
2009年7月、日本における「多国文字国別ドメイン(Internationalized Domain Name country code Top Level Domain、以下IDN ccTLD)」として、「.日本」の実現を支援する「日本インターネットドメイン名協議会」が発足しました。この取り組みは、多数のネットニュースに取り上げられ、大きな話題になりました。
しかし、今日に至るまで「.日本」は未提供のまま。当然ながら「.日本」を使用したサイトは一つもありません。
同じIDN ccTLDの「.中国」と「.中國」は、2010年7月にルートDNSに登録され、様々なサイトで使用されています。
そこで、「.日本」の現状を確認するため、株式会社日本レジストリサービスに問い合わせをしました。
同社は、2010年に日本インターネットドメイン名協議会から管理運営事業者候補に選定されています。
ご担当者から頂いた回答によると、
「定期的に実施している「.日本」導入に対するニーズの調査において、ニーズが低い状態が続いているため、サービス提供には至っていないが、市場に受け入れられる状況で導入したい。」
とのことでした。「.日本」を使える日が待ち遠しいですね!