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こんな時だからこそ、auを契約しました。

難しい事柄を簡単に、そして面白く解説できる人が頭の良い人、という認識は誰もが持っているかと思いますが、インターリンクの社長は度々ラーメン屋さんを使った比喩で解説をします。
今回社長は、先日大規模障害で世間を騒がせたauについて、かつて総務大臣から「非常に紛らわしい」と言われた料金プランを(今回はラーメン屋さんでなく)定食屋さんに例えて解説し、あえて今auを契約した経緯について語りました。

auの通信障害が復旧。発生から約86時間(Impress Watch)

大規模障害から回復したauですが、総務大臣から、昨年起きたドコモ障害の教訓が生かされていないとか、周知が足りない、などと叩かれていて、ちょっと言われすぎなんじゃないかなと、auユーザーでもないのでauの肩を持つ必要はまったくない私ですが、少し不憫に思っていました。

私の基本的な考えは、

障害は起きる

というものです。

ですから、障害が起きた時にどう対処するか、そのリスクマネジメントこそ重要なのです。それは提供事業者側だけでなく、ユーザー側にもリスクマネジメントが必要です。つまり、障害が起きたら、代替機を使うとか、Wi-Fiに切り替える、など。そして、そのリスクマネジメントを考えた時に、私はauを契約する、という手段を選びました!

会社支給のiPhoneを私は利用しています。

回線はY!mobile(=ソフトバンク系)です。

楽天モバイルも契約していて、デュアルSIM運用していたのですが、楽天モバイルが0円をやめる、ということでどうしようか迷っていました。

そこで、povo(=au系)です。

楽天モバイルから、povoに変えて、povoを副回線にしたのです。

povoについて少しお話しします。

2021年に発表された料金プラン、povo1.0は、トッピングという斬新な手法を用いましたが、2,480円スタートということでトッピングの良さがあまり生かされていませんでした。

たとえて言えば、A定食2,480円というセットがあって、そこに、小皿を追加するイメージでした。すでに2,480円のセットに結構いろいろなものが詰まっていたんです。

それが、povo2.0になると、0円スタートです。

食堂の席は0円だよ、みたいな感じでしょうか?しかも、この席もずっと0円で座っているのはダメで、180日に1回は何か注文してね、という感じです。

そして、カレー、カツ、ごはん、味噌汁、卵、etc、すべてトッピングで追加していくのです。カツカレーセット+生卵を作るのも可能ですし、ごはんに味噌汁だけ、というのも可能です。自由度がすごく高いのです。

定食にたとえてばかりでpovo2.0の説明になっていませんが(汗)、ものすごくざっくり説明しますと、

・トッピングなしの月額0円の状態でも電話を受けたり、SMS受信ができる(ただし180日に1回は課金が必要)
・いざという時に、トッピングを契約して使える

これって、まさに副回線用だと思いませんか?主回線が障害起こした時にぴったりです。(起こしてほしくないですが)

主回線:Y!mobile、副回線:povoにすると、もう一ついいこともあります。povoは個人で契約したので、会社支給の1台のiPhoneを、会社用と個人用にしっかり分けることができるのです。

どちらかの回線が使えなくなっても、まったく連絡が取れない状況にはならないし、会社、個人を分けられるし、いいことずくめです。


2021年のpovo1.0発表時も、総務大臣から料金プランについて「紛らわしい」と言われていたりしました。そのあたりはこちらのエントリに書きました。なぜかpovoには厳しい感じ?

さて、こういう障害があるとauからユーザーが離れてしまうことが危惧されます。auは私となにも関係ありませんが、がんばってねという期待も込めてpovoを契約した次第です。

それにしても、昨年10月にドコモが大規模障害29時間、今回auが86時間と、短い期間に2つも起きました。政治主導で値下げをして1年足らずでおきたことです。私もインターネットを提供する側なのでわかりますが、安く提供すると設備に余裕を持たせられなくなり、障害は起きやすくなります。大手3社に一斉に値下げをさせたことで、3社とも設備に余裕がなくなっているのではないでしょうか?一社くらい、「ウチは高いけど、品質も高いです」という会社があってもいいのではと思います。

以前も書きましたが、電力も同じです。新電力参入で安くなりましたが、不安定な供給体制になっているとしか思えません。安物買いの銭失い、格言通りのことが起きているようです。

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