飛行機の時刻表がなくなりつつある
インターリンクが毎年開催している「オタク川柳」には「時刻表」というワードが入った句がいくつも応募されます。
どれほど時刻表が(鉄ヲタに)愛されている存在かがわかります。
しかし鉄道オタクというよりも飛行機オタクのインターリンク社長は「飛行機の時刻表がなくなりつつある」ことを危惧しているようです。
飛行機の時刻表がなくなりつつある
飛行機をよく利用するのですが、実はちょっと残念なことがあります。
それは、
最近、飛行機の時刻表が世界的になくなりつつある
ことなんです。
鉄道の時刻表はいまだに愛されているのに残念です。
デジタルの時代に、紙の「JR時刻表」が売れる理由とは?信頼を得続けるための制作の裏側に迫る(Walkerplus 2023/12/27)
JALは2021年3月28日~5月31日号を最終号に紙の時刻表の配布が終わっています。インターネット上のPDFファイルでの提供も2022年6月分で終わっています。
それに対して、ANAは国内線のPDF時刻表の提供はまだやっています。冒頭の画像がそれです。ただし、国際線は、提供していません。
時刻表がない代わりに検索をするわけです。海外含め、ほぼすべての航空会社が検索システムに移行しつつあります。たとえばANAですと下記のような感じです。
Googleが世界標準となったことで、
なんでも検索すればいいじゃん
ってことなんですが、実は検索ではちょっと面倒なこと、紙やPDFの方がわかりやすいことっていうのがあります。
日程と行き先が確定している旅行なら、検索でもいいのですが、日程が確定していない場合はそもそも検索ができません。そこで適当に日程を入れて検索することになります。毎日運行の便ならいいのですが、国際線で週2回火曜金曜のみの運行便などは、火曜金曜で検索しない限り出てきません。行きを土曜日、帰りを月曜日で検索したら、該当なしで出てきます。
また、周遊したい時も面倒です。
たとえば、東京発で、札幌、福岡、能登を回って帰ってくる旅行を考えた場合、三箇所の並び順ですから、3x2=6通り考えられます。さらに、能登に一番近い空港は能登空港ですが、小松空港の方が便が多いということも考えなければなりません。
そういう時には時刻表の方が便利ですし、考えてる時間も楽しいですね。
ただ、最近ではAIが発達してしまって、下記のようにAIが賢く答えてくれたりします。
ただ、順番は私が書いた通りでやっていて、滞在が長くなるとかそういうことは考えてくれてないですので、やはりPDF時刻表はあってほしいなと思うわけです。