WeWorkを半年使って、わかったこと
今回のタイトル記事「WeWorkを半年使って~」がインターリンク社長によって書かれたのは新型コロナの第三波只中である2020年11月でした。当時「コワーキングスペースやレンタルオフィスを運営している会社は、今は戦国時代」と書かれていますが、その後も着実に拡大しているようです(参考「日本のコワーキングスペースの拡大」)。都心だけでなく、地方のリゾート地を活用した立地も進みつつある、というのは興味深いですね。
当社が契約したWeWorkのWeメンバーシップは海外の拠点も使えるため、先日はいよいよタイのWeWorkでワーケーションをした社員もいました。
これからコワーキングスペースやレンタルオフィスを使ってみたい方、また運営したい方はぜひ参考にしてみてください。
WeWorkを半年使って、わかったこと
サンシャイン60のオフィスを解約して、その後は全社員がWeWorkのWe メンバーシップを契約し、月1回部署ごとのミーティングをWeWorkでやっています。そのミーティングも含め、各社員には月間10日までWeWorkの拠点を使っていいと言ってありますが、多い人で1ヶ月5日くらい、半数以上の社員は月1回の利用にとどまっています。
それほど利用率が上がらないのは、やはりコロナ感染リスクを考えて自宅作業が多くなっているからです。もし、コロナが収束したら利用率はもっと上がると思います。
さて、当社が契約したWeメンバーシップは、なんと、今はもうなくなってしまいました!さて、どういう内容だったかというと、
Weメンバーシップの内容
1ヶ月45ドル、2クレジット付与され、2クレジット内のサービス利用可
海外含めWeWorkのどの拠点でも1日利用(平日9:00-18:00)2クレジット
会議室は30分0.5クレジット〜
追加利用は1クレジット25ドル
というものです。
利用日数が増えて10日になると、495ドル(約51,000円)になってしまうので、やはり少ない回数の利用が前提ですね。
Weメンバーシップがなくなって、We All Accessという新たなメニューができています。こちらは、下記のようなものです。
We All Accessの内容
1ヶ月42,900円(税込)、5クレジット付与
日本国内WeWorkのどの拠点でも毎日利用できる(クレジット消費なし)
会議室は30分0.5クレジット〜
追加利用は1クレジット3,000円
月に6日以上WeWorkを使って、会議室にも5クレジット使うのであれば、We All Accessの方がお得ですね。ただ、当社では今のところ6日以上使っている社員がいないため、契約には至っていません。
東京のオフィスは、一人あたり月約10万円かかっていると言われているので、42,900円で済めば半額以下なので、それほど高くないと言えそうです。
さて、ここから本題です。この6ヶ月間、WeWorkを利用してみて気づいたことを列挙してみます。
多少周りに聞こえても構わないミーティング(例:誕生会をどうしようかというような話)であれば、会議室を借りなくてもソファのようなところでミーティングができる。
コワーキングスペースは、利用者が増えてきている。
コーヒーがおいしいので飲みすぎてしまう。
ハレザ池袋はワンフロアしかオープンしておらず、狭い。
※2022年10月追記:現在は3フロアオープンプライベートオフィスを契約している会社の利用率(机の数に対して在席している人)が、私の主観的な印象では4〜5人の小さな部屋で4割くらい。大きなスペースの会社ほど低く、10席以上だと1割以下。
大きな会社が解約しているという噂もあるし、荷物が整理されて搬出されたようなオフィスも見た。また、プライベートオフィスを会議室に変更している拠点もあった。
コワーキングスペースやレンタルオフィスを運営している会社は、今は戦国時代というか、顧客も多くなりつつありますが、競争も厳しくなっているようです。いったいどの会社のどういうサービスが残るのかわかりませんが、私としては、Weメンバーシップのようなライトなプランは残しておいてほしいと思います。安いプランで体験できるという面もありますので。