電気はガスの方が安く、ガスは電気の方が安い
電気代が値上がりしました。オフィスを閉鎖したインターリンク社員は在宅勤務なのでこのような時はかなり痛いですが、それでも出勤するよりメリットの方が大きいと思っています。ですので、一社員の私が実践するようになった電気代節約法をお教えしたいと思います。それはソーラーライトの使用です。今はアンティーク風ランプの形をしていたりとオシャレな物も多いですね。ソーラーライト数個を昼間はベランダに出して充電し、夜は寝室、トイレなど各室内に戻して灯すと節電効果だけでなく1人でも十分にロマンチックな気分が味わえる間接照明となるのでオススメですよ。
さて、電気代が値上げする告知を受けたインターリンク社長の対策はどのようなものだったのでしょうか。
電気はガスの方が安く、ガスは電気の方が安い
禅の公案ではありません(笑)
電気料金、ガス料金を、東京電力、東京ガスで比較した時の話です。
電気料金は、東京ガスの方が安く、
ガス料金は、東京電力の方が安い、
ということになっています。
西口に東武、東口に西武のある、池袋駅のようですね。
さて、なぜこのようなことを知ることになったのか、というと、
私が契約している楽天でんきが6月から大幅値上げするので、乗り換え先を探していてわかったのです。
そもそも楽天でんきを契約したのは、楽天市場での買い物にポイントが多くつくという特典があったからです。しかし、その特典は昨年なくなりました。それでも契約を続けていたのは、東京電力より安かったからです。
今回の値上げ幅は、すべての料金帯で値上げとなっており、4.3%から14.0%という大幅なものです。(楽天でんき料金改定のおしらせ)
契約アンペア数と、使用電力量によって電気料金は決まるので、東京電力と楽天でんきでどちらが安い、高いとは一概には言えませんが、楽天でんきの方が高くなってしまう場面が増えるということは間違いありません。(楽天でんきと電力各社との比較)
「電力逼迫警報で、電力自由化について考えてみた」のエントリで書きましたが、燃料費高騰局面では、新電力の会社は経営的に非常に厳しくなり、値上げをせざるを得ず、結果的に「旧」電力の会社より電気料金が高くなってしまうことがあります。
私の契約だと、まだ楽天でんきの方が安い感じですが、今後の値上げもありそうだし、そもそも、楽天のポイントアップが目当てだったのに、それがなくなっていることから、東京電力に戻そうと思ったのです。
すんなり東京電力に戻したら、このエントリは書かなかったのですが、ここでふと考えました。
そもそも、新電力で経営難になる会社は、発電部門を持たない会社です。電力を買って、それを消費者に提供している会社は、非常に厳しい経営になります。「旧」電力の会社は発電部門を持っています。(そもそも電力自由化は、発電、送電の分離でした)新たに電力に参入した会社でも、しっかりと自社で発電部門を持っていれば問題ないと言えそうです。そこで、東京ガスの電気はどうかな、と調べたのです。自前のガスで発電できますし。こちらのページに東京ガスの電源について詳しく説明があります。ほぼ自社で賄っているようです。これなら問題なさそうです。
東京ガスの電気料金を調べはじめてわかったのですが、
東京電力と東京ガスは、いま、仁義なき戦いをしています。
つまり、
東京ガスは電気料金を、東京電力より安くし、
東京電力はガス料金を、東京ガスより安くしている
のです。さらに、電気ガスのセット料金、ここでも熾烈な戦いをしています。
さきほど、私は、「仁義なき」と書きましたが、実際は、
1 ライバルが下げてきても、それに対抗して下げることはしない。
2 相手の料金より大幅に下げず、小幅にさげるようにし、共倒れにならないようにする
という仁義があるような感じもします。東京ガスの電気が安いと言っても、ほんの少しです。
大幅に安いと、新電力と同様、経営的に厳しくなりそうですが、逆にほんの少しという点でも安心しました。
ということで、東京ガスのでんきを利用することにしました。