世界一周運賃の不思議(ワンワールド)
地球という美しい星に生まれてきたからにはいつか世界一周をしてみたい。しかしそんな時間もお金もないので、夢のまた夢。などと思っていませんか?実はそうでもないようです。世界一周運賃は24時間以上の滞在を2回以上すればよく、うまく使えば往復直行便より運賃を安くでき、飛行区間が増えれば増えるほど安くなったり、ファーストクラスは往復直行便の半額以下にすることもできるようです。
一体どういうことなのでしょうか?飛行機オタクのインターリンク社長が6時間かけて調べ上げた渾身のレポートをご紹介します。
世界一周運賃の不思議(ワンワールド)
ドメイン島めぐりで、世界中のドメインを持つ島を訪ねています。できるだけ安くあげたいので、どういう航空券を買うかということを考えます。
世界一周運賃というのをJAL系のワンワールドでも、ANA系のスターアライアンスでもやっています。世界一周なんてあまり関係ないと普通は思うのですが、うまく使うと運賃を安くできます。
世界一周運賃は、2つのルールがあります。基本的に地球を東回り、もしくは西回りをして、地球を一周して出発地点にもどること、もう1つは24時間以上の滞在を2回以上すること、です。
一番短い旅程は、たとえば、
東京→ロンドン→ニューヨーク→東京
で、ロンドンとニューヨークでそれぞれ24時間以上滞在すればOKです。
12月1日出発でエコノミーで検索すると、下図のように459,560円になります。JALでロンドン往復直行便の一番安い運賃は254,470円(世界一周と東京発着を同じにした12/1東京発、12/9ロンドン発)ですので、世界一周運賃はまあまあ、そういう値段だろうという価格設定です。ただ、JALの一番安い価格は、変更が自由にできないとか、キャンセル時に手数料が取られるなどありますが、世界一周運賃は普通運賃扱いなので、日程の変更も自由にできます。(ただし、旅行開始後は有料)
ここからが面白いのですが、世界一周運賃は、飛行区間が増えると安くなったりします。
たとえば、上記の旅程にロンドンとニューヨークの間に、パリに立ち寄ることにして、
東京→ロンドン→パリ→ニューヨーク→東京
とすると、453,330円と、さきほどの運賃より安くなります!
もっと立ち寄りを多くして、
東京→香港→パリ→ロンドン→ニューヨーク→ロサンゼルス→ホノルル→東京
とすると、458,080円と、これも最初の
東京→ロンドン→ニューヨーク→東京
よりも安くなっています。
さて、エコノミーでなくビジネスクラスだと、単純往復と同じくらいになります。
たとえば、
東京→ロンドン→パリ→ニューヨーク→東京
は、782,720円ですが、JALのロンドン往復直行便ビジネスクラスの一番安い運賃は769,600円ですので、世界一周運賃とほぼ変わりません。少し高くても世界一周運賃は、普通運賃扱いなので、変更が自由ですし、マイルもたくさんつくというメリットもあります。
もっとすごいのは、世界一周ファーストクラス運賃です。
JALでロンドン往復直行便のファーストクラス運賃は3,406,600円ですので、世界一周運賃1,133,720円は、ほぼ半値八がけ2割引という、すごいことになっています。
ただ、世界的に国際線ファーストクラスはなくなりつつあります。米系航空会社では、すでになくなりました。ですので、上記の旅程でもJAL以外はすべてビジネスクラスになっています。
さて、今日のブログですが、書き終えるのに6時間もかかってしまいました。
なぜかというと、、、、、
ワンワールドのページが超出来が悪い!!!
私のMacとiPhoneだと、まず、日本語での検索ができません。
それと1回検索したあと、別の検索をしてもキャッシュに残っているのか、前回の結果が表示されてしまう。ちょっとした変更もできずに、ブラウザ再起動が必要になりました。
みなさんもお使いになる時は、ご注意ください。