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「オフィスをなくしたら、みんな幸せになれた!」リアルオフィスのなくし方 第5回 VPNとテレワークツール

2020年6月にオフィスを完全閉鎖しロケーションフリーなノマドワークとなったインターリンクの社長が「32名の会社をフルテレワークにした方法」を具体的に紹介する「オフィスをなくしたら、みんな幸せになれた!」。
リアルオフィスのなくし方 第5回は「VPNとテレワークツール」についてご紹介します。

いよいよ今回はリモートワークの要となる「VPNとテレワークツール」についてですが、これはインターリンクが最も得意とする分野です。実はインターリンクには10年前に作った社歌があります。冒頭は「乙女ロードの目の前に そびえ立つサンシャイン60」で始まり、当時はまだサンシャインのオフィスを完全閉鎖するなど考えてもいませんでした。そして締めの歌詞は「リアルとバーチャルつなぐ あついハートのインターリンク」です。10年前にこの社歌が暗示していたようにリアルオフィスをなくし、どのようにバーチャルオフィスにつなげたのか具体的にご紹介します。

第5回 VPNとテレワークツール

会社にいる時と同じように自宅で仕事をするためには、大きく3つの課題をクリアする必要があります。

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③のPCを使わない仕事、というのは、会社によって、そして職種によってさまざまですので、これは各々で考えていただくしかありません。このブログでは、①、②について当社がどのように対応したかを書きます。

まず、①ですが、

グループ専用VPNサーバー+NGNと同等のものを構築しました。
(正確には、当社用に構築したVPNを、お客様に提供することにしたものがグループ専用VPNサーバー+NGNです)

元々、インターネット回線手当を支給していて、ほとんどの社員がフレッツ回線を引いていたので、NTT NGN網の恩恵を最大限に受けることができました。

また、社内Webサーバーやファイルサーバーは、データセンターに置くことにしました。

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NGN網を使うことで、インターネットにデータが流れない、NGN網内折り返しになり速度が遅くなりにくい、ISPの通信量制限を受けない、などのメリットがあります。

①は、当社が最も得意にしていることでもあり、容易に導入ができました。

②の会議や雑談をするツールの選定には、いろいろと紆余曲折がありました。

★会議ツール

Whereby (専用ソフト不要なので手軽、現在は使用せず)
     ↓
ZOOM  (現在は朝礼、誕生会、他社ミーティングで利用)

会議ツールは、ZOOM, Google Meet, Microsoft Teams, CISCO, Webexのどれかから選ぶのがほとんどと思います。他社との会議は、ツールを指定されるので、結局すべてのツールを使いこなす必要があります。

★雑談(声がけ)ツール

コミュニケーション不足を補う雑談(声がけ)をどうするか、です。これについては、軽視されがちですが、絶対に必要です。リアルなオフィスの一番重要な機能がこの雑談とか声がけと言っても良いと私は思っています。

当社では次のような順番で各種ツールを試しました。

ZOOM で毎日15時から40分間雑談(やや長すぎた。参加者が減少したことにより中止)
     ↓
Remotty (2分に一回顔が写り、在席がわかる。slackの分報的なチャットによる雑談が主で当社には合わなかった)
     ↓
Remo  (オフィスをレイアウトでき、視認性が良く、機能的には満足だったが料金が高かった)
     ↓
NeWork (声がけ特化型でオフィスレイアウトやチャットはない。無料)

ということで、現状はNeWorkを利用しています。

バーチャルオフィスツールは、様々な企業が開発をしているので、将来、すごいものができる可能性もあり、楽しみです。私としては、現在利用している、NeWorkに頑張ってほしいです。