eSIMがマダガスカルで使えなかったことなど
2023年、日本は水際対策を解除して以降海外旅行が復活し、年末年始にも多くの旅行者が海外渡航予定と言われています。その際、やはり気になるのは海外でのスマホ利用方法(インターネット環境)ではないでしょうか。海外でのインターネット接続方法は、モバイルWi-Fiルーター、現地のプリペイドSIM、海外ローミングなどがありますが、インターリンクの社長が絶賛するのはeSIMでした。しかしドメイン島巡りで訪れたマダガスカルではそれも使えず、なぜそのようなことが起こるのか考察しました。
eSIMがマダガスカルで使えなかったことなど
eSIM絶賛記事をこれまで書いてきています。
2022年、最強の海外用eSIMはコレだ!海外用Wi-Fiはやめておくべきこれだけの理由
ただ、まだまだこれらのサービスは発展途上で、100点満点とは言えません。
ヨーロッパ、アメリカのように主要な国に行くのであれば(全部行って試しているわけではありませんので保証はできませんが)、多分何も問題は起きないと思います。
しかし、ドメイン島めぐりで行く、インド洋諸国、カリブ海諸国、南太平洋諸国のような場所でeSIMを使おうとすると、うまく使えない場合があります。
2022年に最強とした Airaloは、イギリスのジャージー島、ガーンジー島で利用できず、アフリカのマダガスカル島では全世界用のeSIMは利用できましたが、マダガスカル用のeSIMでは利用できませんでした。また、マヨット島は対応エリアにありませんでしたが、全世界用eSIMでつながりました。
2023年に最強と評価したUbigiは、マダガスカル島では遅すぎて利用できませんでした。
なぜ、このようなことが起こるのか、考えてみました。
AiraloもUbigiも自社回線を持っているとは思えません。各地の通信会社と契約しているのだろうと推測します。
そして、主要な国であれば、接続試験もしっかりするでしょうし、ユーザーも多いので、もし不具合があれば大問題になるので、しっかりと接続できるのだと思われます。
一方、ドメイン島めぐりで行く、旅行者も少ないような場所だと、接続試験もしっかりやっていなかったり、相手側の通信会社が大手ではないので問題を起こしてしまったり、ということがありそうです。
マダガスカルでAiralo, Ubigiともに利用できなかったのは、現地の通信会社の問題のような気がします。
日本の会社である、ソラコムはドメイン島めぐりで行くようなエリアに元々対応しておらず、Airalo, Ubigが問題ないような主要国にのみ対応なので、比較ができませんが、今のところ使えなかったことはありません。
あとは、意外なところで、楽天モバイルいいですよ。
どこがいいかと言うと、海外2GBまで無料です。追加は1GB500円というわかりやすい値段設定で71ヶ国対応ですし、Rakuten Linkアプリを使えば、日本国内に無料で電話もかけられます(*1)。私は楽天SPUのポイントアップのためだけに楽天モバイルを契約していますが、海外でたまにeSIMを使っています。解約も簡単そうなので、海外旅行前に契約して、帰国後解約という手もありそうです。
(*1)有料になる場合もあります。詳しくはこちら。