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テスラに半年乗った感想など

電気自動車は環境に配慮している点などからも未来型自動車として世界的に人気ですが、日本でのEV普及率は2024年で1.85%(約1万800台)と低いようです。中でもTwitterの買収などイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に関する話題が尽きないテスラでさえ、日本では1%未満のシェア。まだまだ珍しい存在と言えます。「車輪がついたアプリ」とメーカー自らが称するテスラについて、2023年にテスラ モデル3を購入したインターリンク社長が良い点と悪い点をレヴォーグと比較しながらレビューしました。

テスラに半年乗った感想など

今年の3月にテスラ モデル3を購入して、およそ半年乗りました。

その前に乗っていたスバル レヴォーグと比較しながらこの半年を振り返ってみます。

テスラで一番、気に入っているのは、こちら。

ディスプレイの表示なのですが、どこがいいかというと、

①自車が赤色で表示されている(本体色と同じ色が表示される。レヴォーグでは確か自車の色にかかわらず白でした)

②他の車がトラック、バス、一般車、オートバイなど区別されて表示される。画像ではわかりませんが、隣の車線にバイクがいました。(レヴォーグではすべて一般車として表示されました)

③歩行者は、アニメーションであたかも動いているかのように表示される。

なんだ、そんなことか、と言われてしまいそうですが、自分自身、ソフトウェアを作ってきた人間なのでわかるのですが、このあたりをしっかり作り込むというのは、意外と手間なんです。その手間をしっかりかけている、ということになります。それは、多分ここだけではなく、ソフトウェア全般について、手間をかけてユーザービリティを上げていると思われ、私はこの一点だけでもテスラのソフトウェアへの信頼感があがってしまいます。

他にもテスラの良かった点をあげます。あくまでレヴォーグとの比較なので、他のEVでも同様の機能があるかもしれません。

テスラの良い点

・スマホを持っていれば、ドアノブに手をかけると自動でロックが解除され、降りて3メートル位歩くと、勝手にロックされる

・EVはエンジンをかける、という動作がない。ブレーキを踏み、ギアをドライブに入れればすぐに出発できる。

・止まると勝手にブレーキがかかる。坂道でもいったん停まれば、ブレーキを踏み続ける必要がない。

・ギアチェンジが、右のレバー(国産車のウィンカーのレバー)で簡単。ただし、慣れないときは、国産車のつもりで左折の合図を出そうと右のレバーを上にあげると、バックにギアが入ってしまい焦ることがあった。

・車線維持機能で車線を見失うことが少ない。レヴォーグでは交差点や、高速道路料金所などで見失うことが多かった。

・すべての表示がディスプレイで行われるため、助手席からもその情報が見えるのが良い。たとえば、高速の合流時など、右後方カメラの映像がディスプレイに表示されるので、助手席でそれを見て、運転手のアシストをしてあげることが可能。

・自動駐車は、割と使える。混雑している時の方が上手で、空きが多い時は下手。

・離れていてもスマホで車内の温度がわかり、エアコンのオンオフが可能なので、乗る前にエアコンを入れておくことができる。

・車の現在位置もわかるので、盗まれてもどこにあるかわかる。(ただ、盗む方はそんなこと百も承知なので、対策してるかも)


テスラの悪い点も下記にまとめました。

テスラのダメな点

・とにかく、ナビがダメ。使いづらい上に、意味不明な案内をする。たとえば、外環道美女木ジャンクションから、関越道方面に向かうとき、なぜか和光北で降りろ、と案内され、降りると、すぐにまた乗れ、という案内になる。何回かソフトウェアバージョンアップがあったが、修正されない。

・運転支援中、「ハンドルを少し回せ」というガイダンスがしばしば出る。出過ぎだと思う。回さないと運転支援が切れてしまうし、少し回すつもりで回しすぎても運転支援が切れてしまう。レヴォーグはハンドルを握っていれば警告は出なかった。

・オートバックスがテスラの修理を請け負っているようだが、ディーラーがないというのが、やはり心配。スバルは、3ヶ月点検だ、6ヶ月点検だとうるさいくらい案内が来たが、テスラは今まで一回も点検の案内はない。


さて、テスラの良い点、悪い点を書きましたが、いろいろ問題はあっても、とても気に入っています。

ただ、今でも安全性はスバルが一番だと思います。スバルはEV化とソフトウェア重視をしていってほしいなと個人的には思います。