ドメインというIPアドレスを変換した文字列にとんでもない値段がつくドメインの世界。あるドメイン名登録機関は250億円超えで買収されたようです。250億円と言われても我々一般人にはなかなか想像がつきません。例えば29歳の大谷翔平選手の年俸は約105億円になると予想されている（2023年現在）ので、その倍以上の金額になります。
ますます一般人には想像がつかなくなりましたが、「あなたの知らないドメインの.世界」で詳細をすこし覗いてみましょう。

Google Domainsを250億7300万円で買収した会社

Google社が運営するドメイン名登録機関であるGoogle Domainsを1億8,000万ドル（約250億7,312万円※）で買収した企業をご存知ですか？

それはSquarespace社です。

2023年6月15日、Squarespace社は、Google Domainsを買収すると発表。同社はニューヨークに拠点を置く企業で、テンプレートを使用して簡単にウェブサイトを作成できるサービスやホスティングサービスを提供しています。Google社は2014年に、ドメイン名登録機関として実験的にGoogle Domainsを立ち上げましたが、約1,000万のドメインを管理するまでに成長。
最大のドメイン名登録機関の1つとなりました。

当買収によってSquarespace社は、エンドユーザーへのドメイン販売やGoogle Domainsユーザーに対して同社サービスの販売促進を考えています。移行期間中、ユーザーは引き続きGoogleのプラットフォームを利用できます。また少なくとも12か月間はGoogle Domainsの料金設定が適用されます。この取引は2023年9月までに完了する予定となっています。

※2023年6月の平均為替レートで換算。

参考
Squarespace buys Google Domains for $180 million