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暑さでルーターも熱中症になる!?

今年の夏も猛暑が続きました。夏に外出するときにはエアコンを切るべきか、つけっぱなしにするべきか、度々論争になりますね。外出時間の長さや部屋の断熱性、設定温度などによって判断は異なるかと思いますが、ペットを飼っている家庭は問答無用でエアコンをつけっぱなしにしないと人間と同様に熱中症になり、死の危険もあります。
しかし留守中に熱中症になるのは残されたペットだけではないようです。IT機器の熱中症と言われる「熱暴走」について、またその回復方法についてインターリンクの社長が解説します。
「急にインターネットが見れなくなった」「遅くなった」人もチェックしてみてください。

暑さでルーターも熱中症になる!?

暑い日が続きますね。

熱中症で救急車で搬送された人が何名になった、というニュースも聞き慣れてしまいました。

さて、

暑さに弱いのは、人間だけではありません。

実は、IT機器も熱には弱いんです。

サーバー管理会社では、データセンターを寒い地域に作ったりして、できるだけ冷却コストを抑えようとしています。

たとえば、日本のさくらインターネトは石狩にデータセンターを作りましたし、Facebookは北極圏の近くにデータセンターを作っています。

Facebookが「北極圏の近く」にデータセンターをつくった理由とは── “生命体”のような巨大施設に潜入

さて、このところ、当社にいただくお問い合わせの中に、「急にインターネットが見れなくなった」「遅くなった」というものが、散見されます。

実はこれらの原因も、熱暴走と呼ばれる、IT機器の熱中症とでも言っていい症状であることが多くあります。

コンピュータは、人がいないときは電源を切ることが多く、人がいる温度であれば熱中症にはなりにくいのですが、24時間稼働しているルーターは別です。

夜間や休日に温度が上がり、熱暴走をしているということがほとんどなので、このような場合は、いったんルーターの電源を切っていただき、再度入れ直していただくと直ります。

人間の熱中症のように、水分補給はしないでくださいね。

なお、写真はAIで作成したイメージ図ですので、このように蒸気が上がることはありませんので、念のため。